タイトルの質問は、税理士実務をやっているとかなりの頻度で受ける質問です。
決算が終わったあとに税理士から渡される「決算報告書」と書かれたファイルのなかに、
「申告書」と「決算書」が挟まっています。
「申告書」は税金計算の過程・内容を記載した書類(法人税申告書等)、
「決算書」は会社の財産状況・利益状況を記載した書類(貸借対照表、損益計算書等)です。
決算書を見せてと言われた場合は、
「あなたの会社の財産状況・利益状況見せて、うちの会社と取引するに値するか確認したい。」
という意味だと思ってもらって結構です。
(もちろん、形式的に提出を求めるだけという場合もあります。)
決算書を見せてと言われた場合は「決算報告書」ファイルの中にある
・貸借対照表
・損益計算書
・販売費および一般管理費(あれば)
を提出すれば足ります(書面上部にタイトル書きしてありますのですぐ探せるはずです)。
ちなみに、上記に加え「勘定科目内訳明細書も出してください」と言われた場合は、
結構本気で選別しにかかってると思ってください。
つづきます。
新規取引先から「決算書見せて」って言われたけどどれ出せばいいの?①
- 2021年6月14日
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