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ブログ

  • 2023年8月4日

電子帳簿保存法の改正について

※令和6年1月1日以降本格的適用が開始されることとなる電子帳簿保存法について、あくまで本ブログを書いている令和5年8月4日時点での税制改正になりますのでご注意ください。 ---------------------- 最近よくお問い合わせ頂く『電子帳簿保存法』について、国税庁が公表している資料には下記のように記載されています。 国税庁HPより引用https://www.nta.go.jp/law/j […]

  • 2022年10月10日

せどり事業者② ポイントの経理処理

※個人事業で獲得したポイント収益をどの所得区分に対応させるかは、ポイントの内容や事業構造に応じてさまざまです。ここでは『ポイントせどり事業者が商品仕入により獲得した楽天ポイント、PayPayポイント等』にフォーカスを当てて記載しております。すべての事業者・ポイントに対応する内容ではない旨ご承知おきください。 前回に続いてせどり事業についての記事になります。ただ、他事業を行う場合でも考え方は変わらな […]

  • 2022年9月25日

せどり事業者① インボイス対応

最近はせどり事業を行うクライアントが急速に増えており、これらの事業者さまからよく「インボイスへの対応どうすべきか」というお問い合わせがいただきますのでこれについて書いていきます。 結論から申しますと、ほとんどのせどり事業者の方にあってはインボイス制度はそれほど気にする必要がないと考えています。 従来通り、年間売上高が1,000万円以下の事業者にあってはそのまま免税事業者としての恩恵を受ける。年間売 […]

  • 2022年9月18日

会社倒産の原因は投資の失敗

経営者の中には、「当期は利益が出たから、前から欲しかった車を社長車として会社経費で購入しよう。『減価償却費』が増加するから節税にもつながるし」と考える癖を持った人が非常に多いです。 いわゆる【節税思考】、もっと言えばお金の使い方が下手なタイプです。 経営者たるもの、お金を使うときは「この【投資】はどれだけの【利益】につながるのか」を常に軸にして考える必要があります。 「投資の失敗」は、会社が倒産す […]

  • 2022年7月6日

メインバンクとプロパー融資

【取引銀行とは】  「取引銀行」についてよくある誤解は、通帳口座を持っているだけで「銀行と取引をしている」と考えてしまうことです。 金融機関にとって取引があるとは、融資をしていることを指します。 通帳を持っているだけでは、銀行からみれば一預金者でしかありません。  もちろん、通帳を持っていることが無意味という訳ではありません。 金融機関から融資を受ける際、通帳内の動きが活発であればあるほど有利に働 […]

  • 2022年4月19日

取引銀行の選び方

[会社ステージ別の取引銀行数]    金融機関   取引銀行数  創業時  ・日本政策金融公庫  1・信用金庫      1 2 創業後 ・日本政策金融公庫  1・地方銀行     1~2・信用金庫     1~2 3~4 成長期安定期  ・日本政策金融公庫  1・地方銀行     2~3・信用金庫     1~2 4~6  創業時 創業時は日本政策金融公庫で創業融資を受け、信 […]

  • 2022年1月22日

収益はできるだけ上に、費用はできるだけ下に

皆さまはPL(損益計算書)の利益で一番重要なのはどれだと思いますか。 PLには各段階の利益として、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、税引後当期純利益の5つがあります。各段階の利益の意味は以下の通りです。 ・売上総利益…いわゆる粗利 ・営業利益…売上総利益から販売費等の一般経費を差し引いた後のその会社の本業利益 ・経常利益…営業利益に営業活動外の損益(支払利息、雑収入など)を反映した […]

  • 2022年1月7日

関係会社への貸付はご法度

赤字以外にも様々なことで財務内容は悪化し、金融機関からの評価を落とします。 財務が悪くなる原因=赤字決算と考えがちですが、赤字以外にもお金の使い方ひとつで金融機関からの評価に影響を与えてしまいます。 よくあるのが関係会社(子会社・兄弟会社)、下請け企業、役員への貸付金です。 関係会社や役員へ資金を貸し付けるという行為は現実に多くの中小企業で行われていますが、この「関係会社や役員への貸付」というのを […]

  • 2021年12月29日

銀行は財務分析をほとんど重視しない(ただし経常収支比率は重要)

銀行が一番重視するのはその企業がちゃんと返済してくれるのかどうか、企業が潰れずに存続し続けるかどうか、いわゆる「デフォルト率」です。 デフォルト率=債務不履行(貸出金の返済が滞る)になる確率です。 デフォルト率の計算は銀行ごとに違いはありますが、元々の仕組みを作った帝国データバンクでの指数・属性を参考にしている場合がほとんどです。 その中身は変数が多くて結構ブラックボックスになっていますが、流動比 […]

  • 2021年12月21日

事業性評価は「おまけ」

いきなり結論から入りますが、金融機関が融資を行うときの最大最高の書類は、今も昔もこれからも「決算書」です。 というのも、タイトルにもある「事業性評価」というものが数年前からいろいろな場所で叫ばれるようになりました。 専門の書籍もありますし、ユーチューブなどでも事業性評価とはなんぞやという解説が山ほどでてきています。 事業性評価を噛み砕いて説明すれば、「銀行員は決算書や数字ばかり見ていないで、会社の […]