新規取引先から「決算書見せて」って言われたけどどれ出せばいいの?②

前回のつづき

取引先から「決算書を提出してください」と言われるのはよくあることですが、
その際に「勘定科目内訳明細書も添付してください」と言われたら要注意です。

勘定科目内訳明細書とは、決算時点での科目明細を表示した書類で具体的には、

・預金勘定の銀行・預金種類ごとの残高
・期末売掛金(買掛金)残高がある取引先の名称、住所、取引内容
・役員報酬の各人別の金額
・賃貸物件の場所、賃料
・借入金の内訳(どこの銀行から、いくら借りているか)

などが載ってます。

取引先は勘定科目内訳明細書を見て、
「この会社は大手A社と取引しているから安心だ。」
「メガバンクがプロパー融資を出しているということは、相当信頼できる会社なのだろう。」
など判断します。




余談にはなりますが、
勘定科目内訳明細書のクオリティは税理士によってかなり違いがあります。
法定書類として作成は必須なのですが、対税務署で考えた場合、勘定科目内訳明細書に
多少の間違いや雑さがあっても問題になることはないからです(この書類自体税額計算に影響しないため)。

もちろん、弊事務所はトコトンきっちり作成します!!